「安全で安心」「快適で健康的」な生活空間をつくる「温度バリアフリー住宅」をめざして

住まいの暖房においては「家全体を暖める」という欧米の発想に対し、日本では「部屋ごとに暖める」という考え方が主流のため、地域や季節によって部屋ごとに大きな温度差があり、快適さや健康面での問題が指摘されていました。しかし、ガスの給湯暖房機と温水端末を組み合わせて使えば、日本の住宅でも室内の温度差をなくす温度のバリアフリー化が可能です。リンナイは高効率なガス給湯暖房機および周辺機器の開発・製造・販売を通して、日本における「温度バリアフリー住宅」の普及・拡大に努めます。

業界最小・最軽量化の高効率ガス給湯暖房機を発売多様な立地条件に対応

高効率ガス給湯暖房機は、キッチンや浴室への給湯、浴槽への自動湯はり・おいだきから温水暖房までを1台でまかなうものです。当社はこれまでも高効率ガス給湯暖房機を販売してきました。中でも2015年7月に販売した給湯暖房機RVD-Eシリーズは業界最小・最軽量※を実現し、様々な立地条件にも対応できるものとして注目されています。今後も高効率ガス給湯暖房機と寒い浴室を暖める浴室暖房乾燥機、足元から部屋を暖める床暖房、温水ルームヒーターなどの温水端末の普及に力を注ぎ、快適で健康的な住まいの実現に貢献していく考えです。

業界最小・最軽量化の高効率ガス給湯暖房機を発売多様な立地条件に対応

正しい入浴の仕方とともに日本の「おふろ」文化の世界への発信を期待

正しい入浴の仕方とともに日本の「おふろ」文化の世界への発信を期待

東京都市大学 人間科学部教授 温泉療法専門医 早坂 信哉さん

欧米で入浴といえばシャワーが一般的。日本のように日常的に「おふろにつかる」文化を持っている国・地域はほとんどありません。肩まで浴槽につかることは疲労回復に大きな効果があるとされています。水圧によってむくんでいる個所の血流が改善し、浮力によって筋肉の緊張がなくなりリラックスできるほか、ストレスによって自律神経が乱れている際には副交感神経に作用してその解消を果たすと報告されています。
ただし、入浴には危険があるのも事実です。最も気をつけなければならないのが脱衣室や浴室でのヒートショック。部屋と脱衣室、浴室で温度差が激しいと身体に負担をかけ、血圧の急上昇などによって脳内出血を起こしたり、気を失って溺死したりする可能性があります。かけ湯をして血圧の急上昇を防ぐ、脱衣室や浴室を暖めるなどの工夫が必要です。このほかお湯の適温(40度)を守る、おふろにつかるのは10〜15分程度で長時間は避けることも必要です。
これからの給湯もっ器はと進化してもいいと思います。例えば人工知能によって「あなたの体調にはこのくらいの温度がよい」「もうふろから上がったほうがよい」とアドバイスする機能があるといいですね。そして日本の素晴らしい文化である「おふろにつかる」入浴スタイルを世界に広めて欲しいと思います。

ヒートショック抑制に貢献する浴室暖房乾燥機

日本の入浴時による死者は年間約1万9000人。居室・脱衣場・浴室内の温度差によるヒートショックも原因の一つと考えられ、心筋梗塞や脳血管障害で命を落とす場合と、これらの疾患や一過性意識障害(失神)などによって倒れ、浴槽内で溺死する場合があります。
浴室を暖めることができる浴室暖房乾燥機の設置は、ヒートショックを防ぐのに有効な手段です。2016年4月に当社が発売した浴室暖房乾燥機は、自動湯はり時に浴室温度が15度以下の場合には自動的に浴室を暖房する「自動連動機能※」を装備したほか、浴室温度が15度以下になった場合、「低温」という文字をリモコンに表示。浴室暖房の利用を促します。

※ 自動連動機能を搭載した給湯暖房用熱源機とリモコンの組み合わせに限ります。

交通事故死亡者数と入浴中死亡者数の比較[2015年]