調達への取り組み

サプライチェーン全体でCO2や水、化学物質を始めとした様々な調達リスクへの対応が求められています。当社は、各国規制に応じたグリーン調達管理を継続的に実施するとともに、取引先様と連携した環境取り組みを行っています。

化学物質管理の推進

当社グループは、各国の規制動向を把握して遵守することはもちろんのこと、商品のライフサイクル全体で人や環境への影響が懸念される化学物質の使用を最小化し、お客様に安全で環境に配慮した商品の提供に努めています。
当社のグリーン調達基準を定めた「E調達基準書」、調達資材に含まれる化学物質を規制する「化学物質管理指針」に基づき、取引先様との情報連携のもと、製品含有化学物質管理を推進しています。

  • E-調達基準書第3版
    E-調達基準書第3版
  • 化学物質管理指針第3.0版
    化学物質管理指針第3.0版
  • 実務担当者向け講習の様子(上海林内有限公司)
    取引先様向け講習会の開催

【代表的なEU規制】

・RoHS指令:電気電子機器における一定の有害物質の使用制限に関する指令

・REACH規則:化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則


サプライチェーンにおける環境改善の推進

環境・品質改善など、取り組みの価値を取引先様と共有し、課題の解決に向けた支援・活動を行っています。これらの取り組みは、エネルギーコストの削減、リードタイムの短縮、さらには、品質の向上にも寄与しています。

【事例1】上流工程における印刷物の改善
印刷工程における簡易梱包化
印刷工程における簡易梱包化

お客様が直接手に取る取扱説明書などの印刷物は、汚れや折れ目が入らないことはもとより、誤って他の印刷物が混入しないよう厳重に仕分け、梱包され、工場へ搬入されます。印刷物のメーカー13事業所と連携し、品質を確保しつつ過剰梱包をなくすための改善を行い、CO2排出量を約42t/年、廃棄物(紙)排出量を約22t/年削減しました。
この事例は、第21回資源循環ものづくりシンポジウムIMSにおいて、名古屋市工業研究所所長賞を受賞しています。

【事例2】次世代コネクタづくり
コネクタのカラーバリエーションを増やし組付け時の接続間違いを防止
コネクタのカラーバリエーションを
増やし組付け時の接続間違いを防止

コネクタとは、機能と機能を電気的に接続するために必要な接続部品のことで、給湯器やガスコンロなどにも多く使われており、使われる用途や環境に応じて大小様々な種類が存在しています。
コネクタ・ハーネス・電線メーカーとともに、課題に対する対処法を提案し合い、サプライチェーン全体の負荷を低減したコネクタを開発しました。主に、コネクタの塗装方法や荷姿の簡素化で、廃棄物を約21t/年、水を約19,000ℓ/年削減しました。

【事例3】環境配慮型ねじの考案
ねじ仕様の変更と、リターナブル梱包化
ねじ仕様の変更と、
リターナブル梱包化

工場で1日に何万本と使用される小さな「ねじ」に着目し、取引先様との連携で当社商品に合致した仕様につくりこみました。ねじ締めの性能を向上させ、締め付け時間の短縮化による省エネへの貢献や、使用する原材料の削減で省資源化にも寄与しています。CO2排出量を約2t/年、使用する原材料を約2t/年削減しました。

【事例4】パッキンの製造方法見直し
パッキンづくりの流れ
パッキンづくりの流れ

給湯器に使用されるパッキンの製造・物流工程を見直し、CO2排出量を約2t/年、廃棄物を約7t/年削減するとともに、作業性の向上にもつながりました。

【主な取り組み】
・抜き加工レイアウトの変更
(材料取りの最適化)
・のり付け、抜き加工設備を一本化
(リードタイムの短縮)
・梱包仕様の変更(仕分け・出荷作業の簡素化)